ソウル最初の24時間、決済で足止めされない方法

仁川空港第1旅客ターミナルの到着ロビーを出た旅行者が、ATMの前で立ち止まる。カードを差し込む。画面が一瞬止まり、そのままカードを吐き出す。隣の機械も、その隣も同じだ。2026年9月に韓国を訪れた海外のユーチューバー28人に聞いたところ、最も多く返ってきた不満が決済と現金、そしてATMだった。28人のうち15人がこの問題を挙げている。サウジアラビアから来たクリエイターは、空港でも市内でもATMがすべて自分のカードを拒んだために、韓国での最初の24時間をまるごと失った。その一日は、到着前に三つだけ決めておけば消えずに済む。
ひと目で: 仁川空港第1旅客ターミナル · 共用ATMは24時間(1階一般エリア4・6・9・11番出入口付近、3階一般エリアC・E・J・Lチェックインカウンター付近、地下1階の空港鉄道一般列車きっぷ券売機のそば) · ウリ銀行ATMは24時間(3階一般エリアHチェックインカウンター付近) · KB国民銀行の外貨ATMは6時から22時(3階一般エリアF・Mチェックインカウンター付近) · 24時間両替所(1階一般エリア6番・11番出入口付近) · 観光通訳案内電話1330

海外で発行したカードは、韓国では「ほぼ通る」場所と「ほぼ通らない」場所にはっきり分かれる。人が端末を持って決済してくれる場所はたいてい通る。百貨店、ホテル、コンビニ、大手チェーン店、空港の売店がそれだ。壁になるのは人のいない機械である。飲食店やカフェの無人注文キオスク、地下鉄駅の交通カードチャージ機、市場の露店、そして韓国の携帯番号で本人確認を求めるオンライン決済画面が代表的だ。ATMも機械ごとに受け付けるカードが違う。差し込む前に画面や本体にVisa、Mastercard、PLUS、Cirrus、UnionPay、JCBといった国際ブランドの表示があるかを先に確かめ、なければ次の機械に移ったほうが早い。仁川国際空港公社が公開している施設案内によれば、第1旅客ターミナルの共用ATMは24時間稼働し、到着階である1階では4番・6番・9番・11番出入口の付近にある。外貨をそのまま引き出せるKB国民銀行の外貨ATMは3階のF・Mチェックインカウンター付近にあるが、営業は午前6時から午後10時までだ。
この現金がすぐ要るのは交通カードのためである。T-moneyは地下鉄やバスにタッチして運賃が引かれる韓国のチャージ式交通カードで、コンビニや地下鉄駅で3,000〜5,000ウォンで買えるが、そのあとのチャージは事実上現金だ。T-moneyが外国人向けに出している案内文にも、海外発行のカードで実物のT-moneyをチャージできると思い込まないように、現金チャージが最も確実だと書かれている。ソウル市が売る定期券「気候同行カード」も、実物カードは3,000ウォンを現金で払わないと買えず、韓国観光公社の案内によればチャージは現金か韓国で発行されたカードに限られる。外国人専用のプリペイドカードWOWPASSは初回発行に6,000ウォンかかり、空港では第1旅客ターミナルのCUコンビニ1号店と第2旅客ターミナルのCUコンビニ3号店にある機械で受け取れる。機械では現金だが、アプリからは海外カードでチャージでき、1回20万ウォン、1か月100万ウォンまでだ。ただしこのカードに乗っているT-money残高は別会計なので、運賃分は改めて現金で入れる必要がある。
最後の壁はオンラインだ。韓国の予約サイトやアプリは、決済の段階で韓国の携帯番号による本人確認を求めたり、国内の簡易決済にカードを先に登録させたりする作りが多く、海外発行のカードは番号をすべて入力しても最後で弾かれることが少なくない。回避策は三つある。一つ目は、WOWPASSのように韓国で発行されたプリペイドカードで払うことで、これなら国内カードとして認識される。二つ目は、海外カードを標準で受け付ける海外の予約プラットフォームで同じ商品を探すこと。三つ目は電話で押さえることだ。韓国観光公社が運営する観光通訳案内電話1330は24時間、英語・日本語・中国語などでつながり、予約の電話を代わりにかけて通訳してくれる。到着前に現金5万ウォンを下ろすATMの場所とプリペイドカード1枚だけ決めておけば、あのサウジのクリエイターが失った24時間は20分に縮む。
